【釣り】フライ巻く時に参考になる水生昆虫の見本書籍・資料【フライタイイング】

2016/01/23

フライタイイング フライフィッシング

t f B! P L
久しぶりにフライでも巻こうと思ったんですよ。
巻こうとしたのはオオクマフローティングニンフ。

これはFlyFisher誌(こないだバックナンバー買ったやつかな?)に載っていた渋谷氏のフライパターンなんですが、「ボディは赤茶」って。そうだっけ、オオクママダラカゲロウのニンフのボディは赤茶でいいのかな? ってことで手元の資料をひっくり返してみたのが今回の記事です。

フライパターン集じゃなくって虫自体の見本ってことで。


目次

  1. 水生昆虫アルバム A FLY FISHER'S VIEW(フライの雑誌社 初版は1997年5月発行)
  2. ストリームサイドガイド(ティムコ 1998年11月発行)
  3. 水生昆虫小宇宙(つり人社 2000年2月発行 part2は同年4月発行)
  4. 水生昆虫ファイル(つり人社 Iは2002年2月発行 IIは2003年5月、IIIは2005年10月)
  5. (おまけ)フライの雑誌 季刊(当時)33号 1996年3月発行


水生昆虫アルバム A FLY FISHER'S VIEW

島崎憲司郎氏が記した偉大なマイルストーンにして、もうこれは新しい古典である。
2冊買って1冊は保存用にしよう。

虫の浮き方を示したBFコード(Basic Floating Code)ってのを釣り人的に体系化して示したのはこの書籍が世界初(ですよね?)。このBFコードを参考にフックを選んだりしますよね。その辺はまた別の記事で書きたいと思いますけれども。

ってあれれ、オオクマ載ってなかったですね。次!

ストリームサイドガイド

田代兄弟の共著。水に濡れにくい紙でできていて、表紙はプラスチック。


うちのタイイング覚書ノート(ダイスキン)と同じくらいの大きさ

ふんふんなるほど、田代氏のフライパターンも一緒に載ってますね。フックやマテリアルの指定が参考になります。

ニンフの写真も参考になりますね。ふんふん。

しかしオオクママダラカゲロウはなぜか載っていないのでした。なんで!
オオマダラとアカマダラがあるならオオクマも載せてよ!


フライフィッシャーのための水生昆虫小宇宙

小宇宙とっても「コスモ」じゃあないですよね。聖闘士(セイント)も聖衣(クロス)も出てきません。

ダブって持ってた。ひとつは妻の本かな。

シロハラコ、ヒゲナガ、エルモン、モンカゲ、アカマダラ

オオマダラにオオフタオ、ウルマーシマにシロタニガワ

オオクマはどこに!

PartIIにいましたよ。オオクマ。

テレストリアルも載ってます。

それではオオクママダラカゲロウの部分を、ちょっと拝見…

へー、君ってつるっとしたお顔してるんだね。

結構読ませる文章が多いのが特徴。ためになります。

そしてここに注目!
この部分を見るためにこの本買ってもいいくらい。
なんと、オオクママダラカゲロウのニンフは体色にすごく幅があるんです。


赤茶、こげ茶、正中線入り、正中線なし。
書籍によるとこの4パターンのようです。

まずは体色の2種類は持ってたほうがいいってことですね。


腹側から撮影された写真は参考になります。さかな目線。




水生昆虫ファイルI, II, III


コンパクトなので現場に持っていけるコンセプトな水生昆虫ファイルシリーズ。

このメイフライ検索表と

ハッチチャートはこの本の強み。これ便利だわ〜。
ちなみにこのハッチチャートは関東地方を基準としてます。

Iの掲載種

IIの掲載種

IIIの掲載種

オオクマの部分。読み物は小宇宙のほうが載っています。

こちらはより図鑑的なアプローチ。




フライの雑誌 33号

おまけで載せますが、こちらはフライの雑誌33号。
「コカゲロウの釣りはなぜ面白いか」フライパターンが参考になりました。


フライ始めてみようかなって買ったのが34号「夏の釣り」。
すぐまたバックナンバー買いに渋谷のサンスイまで行って、それで買ったのがこの33号。

写真が横になってしまった。

新潟は春先、雪代がガンガンでなかなかコカゲロウの釣りが楽しめなかったりするんです。たまに時期が当たってスリリングなライズゲームが楽しめたりすることも。チビヤマメ相手ですけどね。

まだ岐阜に住んでた備前さんのコカゲロウパターンは…

こんな感じ

飯田さんさんのパターン

木住野さんのパターン


ちなみにフライの雑誌34号「夏の釣り」も同じようにエキスパートが夏フライを6本ずつ紹介していて、これも当時参考になりましたねー。

バリエーションの幅、発想の幅が広くて。エキスパートの方々は本当すごいな、なんて当時読んでました。


ってなわけで、みんな持ってる本ばかりだったですかね。
最近はあんまりこの辺りの書籍引っ張り出すことがなかったです。今年は積極的に利用しよう!ってことでこんな記事書いてたらもうこんな時間。今日もフライ巻かずに新年会に行ってきます…。




子供のころ水生昆虫って言ったら、もっぱらミズカマキリ、タイコウチ、ゲンゴロウだったなー。ガムシ初めて見たの高校のときで、タガメとコオイムシは大学に入ってからだったな。

関連記事】

【釣り】タイイング覚え書きノートをアップデート ダイスキン購入

フライ回収棒研究所

このブログを検索

アーカイブ

広告

このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。
注:この記事のリンクを経由して製品を購入すると、アフィリエイト契約により編集部が一定割合の利益を得ます。

Followers

人気の投稿

twitter

QooQ